2017年04月27日

幕引き

時々考えることがある。


自分はいつまで役者でいられるんだろう?


と。

答えはわからないのだ。
そもそも、いつから「役者」という職業になったのかも、
正直よくわからない。

いつからか夢が現実になり、
その現実は、自分が思い描いていた夢とは、
かなりずれたものになっている。
それでも見ていた夢に近づけるために、
日々何かしらをしている。

その「何かしら」が止まった時が、
役者でなくなる時なのかもしれない。


今日は、とある俳優が、引退を発表し、
引退公演と銘打った芝居を見てきた。
初舞台で共演させてもらった、
自分にとっては、初めて接したプロの俳優さんだった。
その人が、自らの手で、線をひいたのだ。
しかし、その俳優さんが最後に見せてくれた一人芝居は、
とんでもないいい作品だった。
声を張るわけでもなく、力の抜けたせりふ回しなのに、
全部届いてくる。伝わってくる。
あんなのは死んでもできないと思った。

でも、そんな役者さんでも、
こういう日がやってくるのだ。



だめだ、言葉がまとまらない。

とにかく、そんな日。

ただ、言えるのは、
彼は「何かしら」が止まったわけではなかった
ということ。
新しい「何かしら」に向かって動き始めただけだ。


お世話になりました。
posted by shin-ny at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする